Bermerkids' diary

文筆家気取りで他愛もない事を書くブログです。稚拙な主張ではありますが広い心で読んでいただければ幸いです。

「真実」と「現実」

世の中の人々は「真実」、つまり「裏で」「本当は」を求める。曰く、

 

アメリカは裏で我々を陥れようとしている。

アメリカは裏でHAARPを開発し先日の大地震を起こした。

労働者が貧しく日々辛い暮らしを強いられているのは、資本家が裏で卑怯なことをして労働者を搾取しているからだ。

 

あるいは

 

日本人は本当はユダヤ人と同じ祖先である。

あの人は悪い人に見えるが本当は悪い人ではない。

あの宗教は悪い宗教に見えるが本当は寛容で善なる宗教である。

我々の歴史はみじめに見えるが、帝国主義に搾取されているだけで、本当は確固とした文明を持っている(我々日本人もこのような主張をしているように見える)。

本当は現在の資本主義とは違う内発的発展が存在する。

性行為は本当は女にとっても楽しいものなのだ。

 

 

人生は本当は楽しくて意味のあるものなのだ。

 

 

上で例に挙げた「真実」の主張のどのくらいが嘘、欺瞞に満ちていないのだろうか?

「見えないものを見ようとして」世の中はよくなっただろうか?

「真実」と「現実」は全然違うものであると思う。

最早我々は「裏側」「真実」(哲学者のカントは「物自体」と言ったらしい)などを捨て、「見えてるもの」だけを見なければならないのではないか。

理想家というものは人類が見てきたものを蔑ろにして、これからこのようなものが見えるのだと主張する。

が彼らの心の中の願望を除けば、未来を規定する法則など何もないのである(哲学者のヒュームが言ったらしい)。

ならば我々は「表側」を、「見えてるもの」を、つまり「現実」だけを見て生きるべきではないか。

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