Bermerkids' diary

あるアスペから見た世界

「死ねば何もなくなる」のか?

「死ねば何もなくなる」そうであってほしいものだ。

しかし「死ねば何もなくなる」というのは、一つの死後の世界ではないのか。

なぜならそこでは依然、死後を五感で感じ取っている私自身が想定されているからである。

永遠に続く真黒な視界、他の四つの感覚からは忌まわしい感覚は入ってこない――これは消滅というより涅槃ではないのか?

こうした死後の状態の想定には私の意識、心自体の存続は想定されているように思われる。

「死ねば何もなくなる」と私が思うとき、私は死ではなく涅槃を期待してはいないか?

自殺すれば涅槃が訪れるという想定は現代人らしい唯物論ではなく一つの忌まわしい魔術ではないのか?

死が消滅であるとするならば、まさしく「死ねば楽になる」はずの私が消滅しているのでなくては死ではないのである。

けれども私から見えてない世界——五感も記憶も存在しない世界とはどういう世界でありうるだろうか?

死が消滅であるとするならば、死は洞窟の行き止まりの様に私の前に立ちふさがるだけで、行き止まりの先など論じえないのではないか?

或いは自殺願望を持っている人々は自殺すれば漆黒の永遠ではない別の状態が訪れると想像しているのだろうか?